弁護士法人マーシャルアーツから何度も督促状が届いている状況で、「このまま無視していたら諦めてくれるのでは？」「5年経てば時効で逃げ切れるのでは？」そんな不安や期待を抱いていませんか？
マーシャルアーツの取り立てから「逃げる」ことは極めて困難で危険です。
彼らは債権回収のプロフェッショナルであり、安易な判断は状況を悪化させるだけです。
結論：マーシャルアーツから「逃げる」のは極めて困難で危険です
まず結論からお伝えすると、弁護士法人マーシャルアーツからの取り立てを無視し続け、「逃げる」ことは現実的ではありません。
それどころか、状況をさらに悪化させてしまう可能性が非常に高い、危険な選択と言えます。
なぜなら、彼らは債権回収のプロフェッショナルであり、法的な手続きに則って、徹底的に回収を行うからです。
なぜ「逃げる」のが難しいのか？３つの理由
では、具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。
逃げることが困難な理由は、主に以下の3点に集約されます。
| 危険な理由 | 詳細 |
|---|---|
| 1. 訴訟を躊躇しない | 弁護士法人マーシャルアーツは、公式ホームページで「少額でも訴訟に踏み切る」と明言しています。他の債権回収会社であれば躊躇するような金額でも、彼らは裁判を起こす可能性が高いと言えます。 |
| 2. 時効の成立が難しい | 借金には「消滅時効」という制度がありますが、ただ待っているだけでは成立しません。さらに、裁判を起こされると時効のカウントがリセットされてしまいます。 |
| 3. 強制執行（差し押さえ） | 裁判所の支払督促や訴状までも無視し続けると、最終的に「強制執行」の手続きが取られます。これにより、あなたの給与や預貯金、不動産などが差し押さえられてしまいます。 |
給与が差し押さえられれば、勤務先に借金の事実が知られてしまいます。
ある日突然、銀行口座の残高がゼロになることもあり得るのです。
借金の「時効」という落とし穴
「借金は5年で時効になると聞いたことがある」という方もいるかもしれません。
確かに、多くの借金は最終返済日から5年で消滅時効を迎えます。
しかし、これには大きな落とし穴があります。
時効の更新（中断）に注意！
時効は、ある特定の行動を取ることで、そのカウントがリセットされてしまいます。
特に注意が必要なのが「債務の承認」です。
少額でも返済してしまう
「1,000円だけでも」と言われて応じてしまうと、全額の時効が更新されます。
支払いを待ってもらうようお願いする
「もう少し待ってください」と電話で伝えてしまう。
分割払いや減額の交渉をする
返済の意思があることを示してしまう。
債権回収のプロは、時効が近づいていることを知った上で、あえてあなたに連絡を取り、こうした「債務の承認」を引き出そうとすることがあります。
では、どうすればいいのか？取るべき正しい対処法
「逃げられないなら、どうすれば…」と絶望的に感じる必要はありません。
正しいステップを踏めば、この問題を解決する道はあります。
1. まずは専門家（弁護士・司法書士）に相談する
最も重要で、かつ最初に行うべきことは、一人で抱え込まずに弁護士や司法書士といった借金問題の専門家に相談することです。
「こちらの司法書士事務所」では、無料で相談する事が可能ですので、借金事で悩んでいる場合は相談してみて下さい。
- 督促が止まる：弁護士や司法書士が代理人になると、債権者はあなたに直接連絡できなくなります。
- 時効が成立しているか判断してくれる：あなたの状況で時効の援用が可能か、正確に判断してくれます。
- あなたに合った解決策を提案してくれる：時効が成立していない場合でも、債務整理など、法的な解決策を一緒に考えてくれます。
2. 「時効の援用」を検討する
もし最終返済日から5年以上が経過しており、かつ「債務の承認」にあたる行動を取っていなければ、「時効の援用」という手続きを行うことで、返済義務を消滅させられる可能性があります。
これは、内容証明郵便で「時効が成立したので支払いません」という意思を債権者に伝える手続きです。
3. 「債務整理」を検討する
時効が成立していない場合でも、諦める必要はありません。
「債務整理」という法的な手続きによって、返済の負担を軽くすることができます。
- 任意整理：将来の利息をカットし、残りを3〜5年で分割返済する交渉。
- 個人再生：裁判所を通じて借金を大幅に減額してもらう手続き。
- 自己破産：裁判所に返済不能を認めてもらい、原則として全ての借金の支払いを免除してもらう手続き。